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未来食堂日記(飲食店開業日記)

あなたの”ふつう”をあつらえる、未来食堂が開店するまで

2015年秋開店予定。神保町が第一候補。
本当に神保町徒歩3分の物件が見つかりました。
千代田区一ツ橋2−6−2 日本教育会館様B1。小さな定食屋です。

カリモクの椅子(アンティーク)を買いに、岩手へ

飲食店開業

こんにちは。
このブログは『あなたの"ふつう"をあつらえる』未来食堂が開店するまでの日記です。
 
今日は、先日買い付けに行った椅子(あなたの座る椅子!)についてお話したいと思います。
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椅子?

カウンターだけの定食屋となると、必要不可欠なのがお客様の座る椅子
 

未来食堂のデザイン

未来食堂のデザインテーマは”古くて新しい”。
レトロフューチャー、レトロモダンが主たるキーワードで、ロゴデザインも『もしも大阪万博に未来食堂があったなら』をイメージして作っています(もしくは国鉄の食堂車)
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例えばグラスも、60年代のレトログラスを30種類以上集め、来るたびに違うグラスを楽しむ事ができます。
http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/miraishokudo/20140921/20140921212928.jpg
おばあちゃんの台所にあるような麦茶グラス!

 

未来食堂の椅子

では未来食堂の椅子はどうあるべきか。
最初に考えていたのは、カリモク60のモケットチェアでした。

 
60年代ぽさを出す上で、モケット(座面のふわふわした生地のこと)は欠かせません。
バスや電車の座面に使われている、あの生地です。

 
カリモク60は、家具の名ブランドカリモクが60年代をイメージしたシリーズ。

カリモク60とは、カリモク家具株式会社が1960年代から情熱を込めて作り続けているシンプルで品質が良く普遍的と言える家具を、60VISION(ロクマルヴィジョン)というプロジェクトに賛同し2002年に改めて位置づけられたブランド。 『変わり続ける現代だからこそ変わらない価値を持つモノ』をコンセプトにした、古くて新しいブランドです。
カリモク60のすべて|カリモク60とは|VANILLA

 
未来食堂にピッタリのこのコンセプト!
でも、一脚3万円もします。12席揃えると送料含め40万以上…。
カリモク60は値引き不可能なんです

 

カリモクのアンティークを発見

『40万…仕方ないのかな…』と思いながら過ごしていたある日のこと。
ヤフオクベリーファニチャーさんを見つけました。
 

ベリーファニチャーとは

ヤフオクを中心に販売されているネットの家具屋さん。
東北最大級の国産ブランド中古家具専門店 - ベリーファニチャー|日本製にこだわるのブランド中古家具専門店
 
例えば、こんな素敵な椅子が16000円!
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カリモクビンテージダイニングチェアー食堂椅子籐150514001中古 - ベリーファニチャーヤフオク店-ブランド&デザイナーズ・ヴィンテージ中古家具専門店 - ヤフオク!

 
カリモク60ではなく60年代の本当のカリモクです。
 
なるほど。アンティークなら安く買える。
そう気づいた自分は早速、ベリーファニチャーのHPからメールを送りました。
http://www.kagu-berry.com/
 
9月に定食屋を始めること。
”古くて新しい”がテーマで、扱ってらっしゃる椅子がまさにドンピシャなこと。
可能であれば現地に直接伺いたいこと。

 
その後、すぐに連絡をくださり、お店(倉庫)が岩手にある事を教えてもらいました。
電話で挨拶をして一回通話を切った後、すぐに夜行バスを確認します。
 

私: 「近々お伺いしたいです」と申しましたが、明後日はいかがでしょうか?
 
店主様: 明後日。。大丈夫です。お待ちしています。

 
即行動。惹きつけられているのだから仕方ない。
2日後に備え、出品されている中から特に良いと思ったものを画像で並べ、雰囲気を掴みます。
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岩手へ

当日の厨房夜勤を切り上げ、あわてて夜行バスに飛び乗ります。
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油臭いと迷惑なのでこの日は食器洗いを中心にやっていました。
 
岩手!
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ここから更に電車で一時間。
 
駅につくと、車で迎えて下さりお店へ。
カリモクや秋田木工、飛騨家具などの、60年代レトロ家具が本当に好きで、こういった家具を中心に扱うことを決めたのだそう。
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今では東北でも名が知れ渡り、東北の大体のカリモクが集まるようになっているのだとか。
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”まだまだです”とご謙遜もされていましたが、お店に入ると、”なるほど”の一言です。
 
都内では2,3倍の価格で売られているであろう、きちんとメンテナンスされたレトロ家具たち。
「都内から卸感覚でやってこられる方もいます」と仰っていました。
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弊社のカリモク椅子は大事な木部は当時のそのままで、座面のファブリックとウレタンを新品に交換して安価に抑えているところも、特徴の一つです。

とのこと。
以前はマーケティングの会社にお勤めでらっしゃり、住宅メーカーやマンションの展示場/モデルルームの家具もプロデュースされていたそう。
色んな家具を見る中で、レトロ家具に惹かれていったというお話が印象的でした。
そんな経験を持つ店主ならではの、”大切に使って欲しい”という思いが伝わります。
 
ちなみに奥様はデザイン職の経験があり、『妻の目は結構いいんですよ』とは店主の紺野さん。
いいお二人です。
 
カリモクの、本当に古いロゴ。
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ちなみにカリモク60のロゴ(60年代をベースにした新しいロゴ)はこちら。
http://img-cdn.jg.jugem.jp/145/539841/20130427_434126.jpg
http://felice-jp.jugem.jp/?eid=527

60年代当時のロゴが、逆にイマドキのものに感じられる。


4時間かかって選び抜いた椅子たち。
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最初は同じモノを12脚揃えようかと思いましたが、こうやってバラバラでも味があっていい。
座高の高さを揃えておけば、良いのです。
 
1センチレベルでここまで拘る人はいないと言われつつも、何度も何度も座って、気が付くと4時間経っていました。
自分が使う椅子ならネットで買えますが、お客様(貴方!)が座るので、ちょっとでも良い物を、とことん選ぶ必要があるのです。
 
並べて見ると、なんだかミステリの扉絵みたい。
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カリモク以外にも、とても細工の良い、秋田木工や飛騨木工も選びました。

 
店内には珍しいコレクションがたくさん。
こちらはカリモクがブランドロゴを付ける以前の、貴重なロビーチェアなのだとか。
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”宝物”と仰っていました。
 
珍しいコレクションや販売品を見ながらお話していると時間がたつのもあっという間でした。
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こちらのソファもカリモク。このストライプ柄が良い!

名残惜しくもお別れし、盛岡に帰る電車を待ちます。
神経を使ってヘトヘト。朝イチで到着した駅に再びついたときには14時を回っていました。
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夜行バスで帰宅。朝の勤務に急ぎます。
 
次の日、念のため設計士さんに座高&カウンタ高さについて確認を取り、モケットの汚れリスクも調査し(別記事にて)、無事購入。
 
椅子たちは今、倉庫で眠っています。
内装工事が終わったら未来食堂にやってきます。
 
ベリーファニチャーの記事にも、未来食堂のことを書いてくださいました。 

ベリーファニチャーでは、カフェ、飲食店等のオープンやリニューアルを積極的に応援しております。

とのことで、私のように開業される方にいい御縁があればいいなと思います。
いつでも未来食堂に相談ください。

 
皆さんが気に入るのはどの椅子でしょうか。ぜひ色々座り比べてみてくださいね。


ご覧いただきありがとうございました。いつか、お会いしましょう。
http://miraishokudo.com/

(千代田区一ツ橋2−6−2 日本教育会館様B1。9月OPEN予定。神保町駅徒歩3分)