未来食堂日記(飲食店開業日記)

あなたの”ふつう”をあつらえる、未来食堂が開店するまで

2015年秋開店予定。神保町が第一候補。
本当に神保町徒歩3分の物件が見つかりました。
千代田区一ツ橋2−6−2 日本教育会館様B1。小さな定食屋です。

契約日初日から看板を立てる理由

こんにちは。
このブログは『あなたの"ふつう"をあつらえる』未来食堂が開店するまでの日記です。
 
本日8月3日は、物件を契約した初日でした。
1,2日は土日だったため、保証金の振込が確認できた本日が契約開始日となりました。

 
定食屋の勤務を片付け、夕焼けのなか日本教育会館に向かいます。
目的は、告知看板の設置です。
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相変わらず昭和感満載の案内パネルです。

 

看板はいつから立てる?

色んな考えがあると思います。が、ほとんどの人はOPEN直前に○○日OPEN、と書くだけではないでしょうか。個人的にはそれって、もったいないな−と思うのです。
 
頑張ってる姿を見せること”いつか”を目指して変化を遂げていくことは、何にもまして宣伝効果があると私は思います。
完成形だけを見た人よりも、その過程を見続けていた人の方が、きっとファンになる可能性が高くなると思うのです。

おそらくこの考えには、100人中95人位は納得してくれると思います。
ただ現実には、開業看板は100枚中95枚は○○日OPENと書くにとどまっています。

どうしてこのギャップが生まれるか。
それは、自分が当事者故いっそう良く分かるのですが、完成形を見せてるほうがカッコつけられるからです。
目標を言っておいて、叶わなかったらかっこ悪い。そう思っていると、たとえば開業前日記も、せいぜい物件が決まってから書く程度のものになるのではないでしょうか。

でもね、それじゃファンも増えない。と思います。
人を巻き込むパワーは、カッコつければつけるほど威力が削がれてしまう。

自分は、会社を辞めてすぐ、日記を書き始めました。
 
そんな自分が看板を建てるタイミングはいつか。
そう、契約したその日からです。
 
画用紙とペンを持って物件に赴きます。
その場で書くのです。

 

スモールスタート

看板といっても、画用紙に黒サインペンで書いただけ。
物件の制約上、通常の”立て看板”スタイルのものは出せないのです。
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このフキダシの所にマスコット人形を載せて完成形。

 
この看板を見る方々は、近隣のビジネスマン。
”あつらえ”や珍しい蔵書で興味を引くよりも、早く美味しく安いランチを推すほうが効果があると考えました。
 
ネットへの誘導も。
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未来食堂は、キーワード”未来食堂”で検索1位〜3位を取れているため、あえてURLは載せませんでした。URL入力よりも、検索で飛べる方が楽です。

 
あつらえ、を解説した漫画と、現在の室内の写真、ロゴを掲示。
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空のバスケットには、あつらえや蔵書模様を書いたチラシを置きます(まだ印刷出来てない)。

 
漫画だと”あつらえ”も分かりやすい。
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白黒でちょっと寂しい感じ。絵心もない。みじめ!
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改装前の写真

今回の告知の、一番の目的はこの写真。
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まだ何もない写真。
 
出来上がった完成形になる前の、こんな一枚まで載せている飲食店はあまりありません。
でも、こういう写真が掲示してあるのっていいと思うんです。
なんか、頑張ってるんだな−という感じがする。
 
鉛筆の下書きを描いたり消したりしているうちに日も暮れました。
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ここにマスコットと、掛けたバスケットにあつらえや未来図書のお知らせを入れれば完成。
 
見た目がまだまだだけれど、一回目だから仕方がない。
ここからどんどん良くしていけばいいんだ。
大事なことは、完成していなくても、始めることなんだ。


ご覧いただきありがとうございました。いつか、お会いしましょう。
http://miraishokudo.com/

(千代田区一ツ橋2−6−2 日本教育会館様B1。9月OPEN予定。神保町駅徒歩3分)