未来食堂日記(飲食店開業日記)

あなたの”ふつう”をあつらえる、未来食堂が開店するまで

2015年秋開店予定。神保町が第一候補。
本当に神保町徒歩3分の物件が見つかりました。
千代田区一ツ橋2−6−2 日本教育会館様B1。小さな定食屋です。

『おとなの絵本プロジェクト』5月度のケータリングを担当しました。

こんにちは。
このブログは『あなたの"ふつう"をあつらえる』未来食堂が開店するまでの日記です。

 
先日、『おとなの絵本プロジェクト』5月度のケータリングを担当させていただいたので、簡単にその報告をしたいと思います。
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なぜケータリング?

『神保町でお店がしたい』と思った時に出会った、同じく神保町のソーシャルスペースEDITORYさんのイベントを主にケータリングしています。
お店の宣伝になるのは勿論のこと、未来食堂は「お客様の希望を聞いて、そのお客様だけのおかずをあつらえる店」なので、それぞれにコンセプトが違うイベントのケータリングはとてもよい修行になります。
詳しくはこちらを御覧ください。

 

大人の絵本プロジェクトとは?

FBページより引用)

大人自身が大人に絵本を読み聞かせして、互いに楽しもうというコンセプトです。大人が自分の中にある子ども心をワクワクさせるのも良し、大人が大人ならではの絵本の楽しみ方をするのも良し。(そういう意味で飲みたい方にはアルコールも用意します。)この読み聞かせの会を通じて、参加するすべての大人が演者であると同時に聴き手でもあるというワクワク空間を作り出したいと考えています。
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大人×絵本×食事&お酒(ノンアルも可)のよみきかせナイト。都内のいろんな場所で開催してきましたが、今回は本の街、神保町です。エディトリーさんとの共催で実現しました。ご一緒に絵本でほっこりしましょう!

 
なるほど。
本の街神保町の感じを上手く取り入れたいなと思いました。

 

コンセプト

なんといっても絵本
「絵本のようなお弁当」「キャラ弁」など色んな案は出ましたが、打ち合わせの皆がとりわけ気に入ってくれたのが、絵本に載ってるお弁当がそのまま出てくる「飛び出す絵本」
名作と名高い「おべんとう」をテーマにすると決めて、打ち合わせは終了しました。
 

おべんとう (幼児絵本シリーズ)

※自分は恥ずかしながらこの絵本を知らず、Amazonでポチるところからスタートしました。
 

容器、ナフキン

Amazonから届いた「おべんとう」を熟読します。

容器はこんな感じ。
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100均を5.6件回って、良い容器がないか調べます。
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(一枚違う写真があるけれどこれは未来食堂の内装で使う資料が紛れてしまいました)

 
そして外せないのが、お弁当を包むナフキン
こちらも手芸店を徘徊して、一番そっくりなものを見つけました。
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店員さんに相談して、良い長さを切ってもらいます。50人分! 
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試作

家にあるおかずをそれっぽく詰めてみて、容量の感じを掴みます。
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この半端ない類似感!
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Facebookでの試作打ち合わせでも、皆でたいそう盛り上がりました。
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当日

作るお弁当は約50個

 
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ご飯を詰めて、
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たまごやきは「ふんわりあまい」なので、砂糖と味醂多め。絵の通り焦げ目控えめで。
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にんじんは「あまくてまるい」なので、土鍋で煮て甘みを引き出します。
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タコさんウインナーには、謎のバツマークが入っているので、一個一個バツマークを入れていきます。50個!
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デザートは「まっかないちご」。
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少し多めに買って、少しでも赤い苺を選んで詰めていきます。
原価泣かせだぜ。。


 
できあがって一個一個包むのがまた大変。
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開始までの前菜も作るので、こちらの用意も裏で行いつつ。
会場入りし、盛り合わせとセッティングを行います。
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ミニコップの整列を見た方から「可愛い〜!」なんて言葉を頂戴しましたが、本当のサプライズが控えていたので、一人でニヤリとしました。
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リンゴチーズや一口ピクルスなど、絵本の雰囲気に合う感じの可愛らしい前菜に仕立てました。
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会が始まり、すきを見て作ってきたお弁当を積み上げます。
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未来食堂のご案内も一緒に。
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会半ば、「おべんとう」を私が読むことに。
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大勢の前で読むのは緊張しましたが、それでも思いを込められたのは、思いを込めずにはいられないほど大変だったからかもしれません。たはは。
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「おべんとう」を読み終わり、振り向いて「おべんとう」の山を目撃した皆様の瞬間!
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昔から「おべんとう」を知っている人は、たのしさもより一層増したようです。
皆さん笑顔で盛り上がりました。
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50個の「おべんとう」は大変でしたが、打ち合わせ含めて皆がノリノリだったからこそ、自分も頑張れたんだと思います。良い体験をありがとうございました。

 

おまけ

一口お菓子をパッケージして未来食堂からのお土産を作りました。
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小さなお礼状を添えて。
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『イベントの思いを汲み取って、それをあつらえる』
一言で言えばそうなりますが、そのためにどれだけのことが出来るかなと思います。

そして、四苦八苦ながらイベントに合わせたケータリングをするたびに
「ウチでもやって下さい!」とひっきりなしに依頼を頂きます。
 
有難いと同時に、『イベントでこれなんだから、自分の要望を聞いて自分だけおかずをあつらえてくれる未来食堂は人気が出るに間違いない』と一人ひそかに胸の内で野望を抱くのでした。
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『あつらえ』の旅はまだまだ続きます。


ご覧いただきありがとうございました。いつか、お会いしましょう。
http://miraishokudo.com/

(千代田区一ツ橋2−6−2 日本教育会館様B1。7月OPEN予定。神保町駅徒歩3分)