イベントのケータリングをやるようになった経緯、得た気付きなど
こんにちは。
このブログは『あなたの"ふつう"を誂える』未来食堂が開店するまでの日記です。
今回は、何回かブログにも書いているイベントのケータリングについて、その経緯や、やってみて得た気付きなどを書いてみたいと思います。
EDITORYとの出会い
2014年夏。「神保町で未来食堂を開くんだ」と決めて数ヶ月が経った頃です。
「神保町にあるシェアオフィスのEDITORYは、イベントスペースもあってキッチンもあるよ」
ソーシャルスペースに詳しい友人からそんなアドバイスを貰いました。
一人一人の要望や材料の希望に応じておかずをあつらえる未来食堂を開くにあたり、そもそもそんな事が可能なのか悩んでいた時期でもありました。
キッチンがあるのなら、店舗を持つ前に”あつらえ”が可能か小規模な実験が出来ます。
早速EDITORYを訪ねました。
これがEDITORYとの出会いです。
ケータリングのお誘い
実際に行って話をさせてもらうと、未来食堂のコンセプトをスタッフみんなノリノリで聞いてくれます。初対面の人に未来食堂の話をする事も無かった時期だったので目の前で楽しんでくれる人たちを見ながら、これだけでも来てよかったと思ったものでした。
シェアオフィスではあるもののランチ時間帯にそんなに人はいないので、仮想営業は難しいのではないかとお話をもらった後、
このEDITORYではイベントをちょくちょく開いているから、よかったらそんなイベントのケータリングをやってみるのはどうだろうとお話頂ました。
神保町のイベントでケータリング。
宣伝も兼ねられる、申し分ないありがたい話です。
そこから手探りで何件かケータリングを任され、今に至ります。
ケータリングの最中に思うこと
イベントの華を飾るケータリング。
受けた瞬間は有頂天ですが、開催直前はまさにプレッシャーに押しつぶされそうな心地にもなります。
元来ネガティブ思考ということもあり、ああ60人分、、出来なかったらどうしようとドキドキです。
きれいな焼き色が付くか、仕込みの数があっているか、等々。
日々の繰り返し作業ではなく、ケータリングはぶっつけ本番。ハラハラ度合いも上がります。
ケータリングをやってきて思うこと
そんなチャレンジングな仕事ですが、ケータリングは本当にいい経験になっていると感じます。
”あつらえ”の精神が鍛えられる
イベントは、ひとつとしておなじイベントはありません。
そのイベントの特性や制約になるべく沿ったものを、決められた予算内でつくり上げる必要があります。
季節/地方/年齢層/男子会/女子会/祝い事などの様々なケースを食でどう表現するか、考える良い場を頂いています。
神保町で宣伝が出来る
ケータリングでは「未来食堂が作りました」と一言添えています。
実はEDITORY徒歩3分の所に物件を借りられる事になり、近さも相まって宣伝も身が入ります。
作った作品を前にしているので、店の味のレベルを判定してもらうという真摯な場面でもあります。
まだお店はないので集客効果は不明ですが、「以前のケータリングが美味しかったからぜひ私のイベントのケータリングもお願いします」という依頼が結構あり、大変ありがたく感じています。
イベントのチラシに「ご飯を作る人:未来食堂」と一筆添えてもらえることもあり、有り難さが身に沁みます。
沢山の人の”食風景”に触れられる
ケータリングでは沢山の人にご飯を作ります。こちらの想定とは違うことも時には起こります。人気があるだろうと思ったものがそうでもなかったり、逆もしかり。色んな人の食を通じて、自分なりの癖や人の好みを分かってきた気がします。
未来食堂を開いたとしても、変わらずケータリングは続けていけたらなと思っています。
私のように”いつか神保町で飲食店を開くんだ!”という人が現れたら、次はそんな人がステージに登るのもいいですね。
自分だけではなく色んな人がいい機会を掴みますように。
自分もまだまだ修行中の身ですが。m(_ _)m
ご覧いただきありがとうございました。いつか、お会いしましょう。
http://miraishokudo.com/