未来食堂日記(飲食店開業日記)

あなたの”ふつう”をあつらえる、未来食堂が開店するまで

2015年秋開店予定。神保町が第一候補。
本当に神保町徒歩3分の物件が見つかりました。
千代田区一ツ橋2−6−2 日本教育会館様B1。小さな定食屋です。

飲食店のバイトはキツイよ

こんにちは。当サイトは、”未来食堂”を開店するまでの日記です。
今回は近況を簡単に…。

9月に入り失業保険も切れ、正式に修行生活がスタートしました。

失業保険は長時間のバイトをしていると給付されなくなるため、
今までは勤務時間に制限がありました。
失業保険なのに働くことが制限されるというのも不思議な話ですけれど。

10月末まで以前ブログにも書いた、職人気質の惣菜屋にて勤めあげる予定です。
今までは週2で細く入っていたけれど平日全て入ることに。
しんどいなあとは思うけれど、将来の体力づくりも兼ねて1ヶ月半は頑張ろうと思います。
デスクワークとは疲れ方が違う。

飲食店のしんどさは店によって当然異なると思いますが、
例えば某惣菜チェーンではそれほどしんどくはなかった。
やることが全て時間によって区切られているため動きにも無駄がなく、
重いものを持つこともなかった。

今は個人飲食店で洗い場を主に担当しているため、
例えばお釜一つとっても、重い。
直径50センチと90センチのお釜を洗うのでは、確かに負担が違う。


働いていて痛感するのは、”効率的であれば忙しいことは苦にならない” ということ。

この辺りは個人差があると思うけれど、自分は非効率なことをやることが苦痛なタイプ。
いくらお金を積まれたからといっても、例えば同じことの繰り返しは避けたい。

飲食では特に ”手間ひまかけて仕事したほうが良い物が出来る” という思想が繁栄しているため、
例えばチェーン店の”既に切ってある野菜”なんかは毛嫌いされる傾向にある。
もちろん切ってそのまま放置してあったら黒ずんでしまうけれども、
それを防ぐために日夜試行錯誤を重ねているのだとしたら。決して否定はできない。


元々ITエンジニアだったということもあって、
どうやればシステム化出来るかを考えながら、、、米を研いでいます。100合くらい。


こんなに体力 / 時間を割かれていても、貰う金額は会社員だった頃の1割だか2割だか位。
都内最低時給です。

もちろんそれでも必要な経験だから納得はしているんだけれど、
もし自分が妻子を養う立場だったら辛いだろうなあと思う。

最近は ”飲食店開業者が修行していない、にわかモンが多い”
みたいなことを聞くことがありますが、正直それも納得できる話です。

給料が1桁下がって、それでも◯年間修行生活を送るためには、
修行期間の貯金+開業資金の貯金
が必要なわけで。

私の場合はそこを見越して貯金を立てていたけれど、制度的なフローがないと難しい話だろうなあと思う。
そしてそんな制度はおそらくできることはないでしょう。。


ご覧いただきありがとうございました。いつか、お会いしましょう。