店名「未来食堂」について
お店の名前は「未来食堂」といいます。
まだ開店していない(未来の話)だから「未来食堂」というわけではなくて、開店した後も引き続き「未来食堂」です。
自分がやろうとしていることは、「ちょっとした”ふつう”を誂えるお店」。
例えば今ある材料を壁に書いておいて、そこから気になる物を選んでもらう。
食べたいものが決まっているならそれでいいし、「温かいのがいい」「ガッツリいきたい」「ごまが好き」みたいな、極々普通のリクエストからお互いがピンとくるものを探り当てたい。
「なんとなくこういうものが食べたい」
そんな我儘なサービスが受けられるのは、今は高級料亭に閉ざされています(鮨はその代表格でしょう)
そして、「メニューにはないオススメ」を出されるようになるのは常連客になってからです。
それはそれで良いし、今はそういう世の中だけれども、いつかは一人ひとりの「特別な普通」に寄り添う形が望まれるのではないか。そしてそういった形は、何も奇をてらったものではない、一昔前にどこかにあったようなあり方ではないか。
そんなことを考えた時、「まだ来てはいない」古くて新しいかたちという意味を込めて「未来食堂」としました。
ご覧いただきありがとうございました。
いつか、お会いしましょう。