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未来食堂日記(飲食店開業日記)

あなたの”ふつう”をあつらえる、未来食堂が開店するまで

2015年秋開店予定。神保町が第一候補。
本当に神保町徒歩3分の物件が見つかりました。
千代田区一ツ橋2−6−2 日本教育会館様B1。小さな定食屋です。

”ふらり〜と”(家庭料理を作る人と食べる人をつなぐマッチングアプリ)のモデル料理を担当しました

こんにちは。
このブログは『あなたの"ふつう"をあつらえる』未来食堂が開店するまでの日記です。

 
先日、友達の斎藤さんが手がけるサービス”ふらり〜と”にモデル料理を提供しました。
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”ふらり〜と”とは?

家庭料理を作る人とと家庭料理を食べたい人をマッチングさせるインターネットサービス。
「何時でもだれでも家庭的な料理を食べられる社会」を目指している斎藤さん。詳細はまだ正式文書がないため説明しづらいのですが、食に対する新しい試みであることが未来食堂にとって近しく感じられ、ふらり〜との説明を聞いて以来、ほそぼそと応援しています。
ちなみにサービス名の由来は「ふらりとイートする」だそう。
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モデル料理とは?

ふらり〜と の構想を詰めていく際欠かせないのが、家庭料理を出すとはいうけれど、そもそも家庭料理ってなに?という意識合わせ(もしくはずれの自覚)。
 
そこでこのたび、カフェを借り、特定のユーザー層(今回は『子もち共働き』)に実際に家庭料理を出し、インタビューを試みた斉藤さん。
 
自分は献立デザインと実際の調理を担当した、というわけです。
合わせて、普通の調理スキルを持った人でも”数人に夕飯を振る舞う”オペレーションは可能なのかという検証も兼ねていました。

 

”家庭料理”の献立デザイン

普通の家で食べてる料理を出してくれたらいい…なんて言われても難しい。
”一汁三菜”をきちんと実行しているご家庭なんて果たしてどの程度存在するのか(きっと多くは無いはず)。
普段はシリアルで飢えをしのいでいる粗食な自分ですが、家庭料理の概念に合うよう献立を設計します。
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鳥野菜ハンバーグ(主菜)

家庭料理といえば肉じゃがなイメージもありますが、汁物なので搬入が大変という点と、会場のカフェで貸してくださる食器がカフェ風ワンプレートであったため見送り。プレートに置きやすく搬入しやすいハンバーグを採用しました。
”家庭料理”、特に今回は子連れの母が子どもと一緒に食べるシーンを想像して、牛肉100%etcのグルメ路線ではなく、ささみのミンチとみじん切り野菜を混ぜて、家庭で食べる栄養的なハンバーグを作りました。味も薄め(別添のトマトソースで調整してもらう)。
 

ほうれん草胡麻和え(副菜)

家庭的な感じで。
 

だし巻き卵(副菜)

家庭的な感じで。
 

キャベツとウインナーのカレー粉炒め(副菜)

子どもが好きな”カレー”味。
 

かぼちゃきんとん(副菜)

子どもが好きな甘いかぼちゃ。当日は1歳未満のお子さんもいたので、離乳食としても活用するために。
 

夏野菜の揚げびたし(副菜)

ズッキーニ、なす、ししとうを揚げ浸しで。お金をもらう献立である以上”ちょっと一手間かかってるな”という感じを演出するために加えました。家庭ではあんまり揚げ物ってしないですよね。
 

おくらの味噌汁(汁)

飲食店の味噌汁の具は、あってないようなもんですが、今回は”家庭的”に季節の野菜を入れました。

 

当日

実際の調理の現場を見たい斎藤さんのために、朝から仕込みます。
通常は前日夜から仕込むので気持ちの余裕もなくなりますが、いた仕方なし。

当日のタイムスケジュールや献立ラフ画、買出し表、仕込み量をメモに書きながら解説します。
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上記の献立で”家庭感”にずれはないか、サービスレベルとしてズレはないか?を確認してもらい作成を始めます。
 
「普通の家庭料理だとこんなものかな」と言っていましたが、改めて書いてみると品数も多くてなかなか豪華な食事になってしまったかもしれない。おかず5品。。

 
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お借りしたカフェ風ワンプレートに。
上段:だし巻き、揚げびたし、かぼちゃきんとん。
下段:キャベツとウインナーのカレー炒め、ごまおにぎり、鳥野菜ハンバーグ、ほうれん草胡麻和え
 
色んな動物型のワンプレート。
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子どもたちにも好評。みんなぺろりと食べてくれました。よかった。

 

未来食堂としての検証

未来食堂側としては今回のケータリングはランチオペレーションの検証も兼ねていました。
未来食堂はランチが日替わり一種類。今回も献立は一種類。同じです。

最初は慣れないキッチンに戸惑うものの、事前にプレートにガロニ(ガロニチュール、厨房用語で盛り合わせの事)を作っておくことで、お客さんがきたらハンバーグを温めて載せるだけの作業に簡略化でき、サーブスピードは合格ラインを出せたと思います。

未来食堂は、徹底的に効率化することでランチピークを一人で回したいという隠れた野望があるのですが、イケる…と予感させた一日でした。
これについては『そんなの無理に決まってる!』と喧々諤々言われているので、また改めて詳細を書きたいと思います。

 
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家庭的でありながらも評判も上々で、サービスとして良い実験台になれたかと思います。
斎藤さんも、実際の調理作業や時間の計測、仕込みのコツなどを見ることができて参考になったようです。

 
『家庭料理を作る人と食べる人をマッチングさせるサービス』は、家庭料理を出す未来食堂にとって競合的存在ではありますが、お互いに潰し合うのではなくて、新しい試みに共にチャレンジする同志として切磋琢磨しあえたらいいなと思っています。出し惜しみしてても始まらないしね。
 


”家庭料理”をあつらえた今回。
”あつらえ”を巡る旅はまだまだ続きます。

 
ご覧いただきありがとうございました。いつか、お会いしましょう。
http://miraishokudo.com/

(千代田区一ツ橋2−6−2 日本教育会館様B1。9月OPEN予定。神保町駅徒歩3分)