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未来食堂日記(飲食店開業日記)

あなたの”ふつう”をあつらえる、未来食堂が開店するまで

2015年秋開店予定。神保町が第一候補。
本当に神保町徒歩3分の物件が見つかりました。
千代田区一ツ橋2−6−2 日本教育会館様B1。小さな定食屋です。

TOKYO LOCAL THINKING第十回のケータリングを担当しました

ケータリング

こんにちは。
このブログは『あなたの"ふつう"をあつらえる』未来食堂が開店するまでの日記です。

 
先日、お世話になっているソーシャルシェアオフィスEDITORYさん主催のイベント”東京ローカルシンキング”にてケータリングを務めました。
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なぜケータリング?

『神保町でお店がしたい』と思った時に出会った、同じく神保町のソーシャルスペースEDITORYさんのイベントを主にケータリングしています。お店の宣伝になるのは勿論のこと、未来食堂は「お客様の希望を聞いて、そのお客様だけのおかずをあつらえる店」なので、それぞれにコンセプトが違うイベントのケータリングはとてもよい修行になります。詳しくはこちらを御覧ください。

 

今回のイベントは"TOKYO LOCAL THINKING"

新旧の価値観が交錯する地域、千代田区神田。THINK! TOKYO LOCALプロジェクトでは、
この神田エリア周辺をプロジェクトの場所=TOKYO LOCALエリアと定義し、様々な取り組みを進めていきます。
街に対して想いのある人、今後このエリアで新しいことをはじめたい人、
もっと街のことを知りたい人など様々な人が月に一度のペースで集いアイデアや知識を交換し合うイベント。それが「TOKYO LOCAL THINKING」です。

Tokyo Local Thinking | Think! Tokyo Local | 神田で考える、「街のつくり方」

 
奇しくも神保町で定食屋を始めたい自分にピッタリです(千代田区神保町は神田のすぐとなり)。普通に会のメンバーになれるだけでも嬉しいのに、ここにケータリングを持っていけるとは身に余る光栄。今回は4回目の担当をさせて頂きました。

 

コンセプト

今回は ”町づくり”をテーマに、ゲストもお招きしての大きな会。

第10回目となる当イベントでは、ゲストスピーカーに新潟県三条市の國定市長をお迎えし「外から人が来たくなる街の魅力の見つけ方、育て方、PRの方法」についてお話をいただきます。

“トーキョーローカル”で暮らし、働く人々と考える。神田神保町にて『THINK! TOKYO LOCAL』プロジェクト主催「まちづくり」イベントが 7月3日に開催 - EDITORY 神保町のプレスリリース
 
10回目という節目でもあり、神田らしさを最大限にアピールできるようなコンセプトを目指すことにしました。

 

”神田らしさ”とは?

神田らしいケータリングと言われてもすぐに検討もつきません。たとえば神田はカレーとコーヒーが有名な街ではありますが、だからといってカレーとコーヒーを出すのはつまらない。もっと神田の本質を掴んだアイデアは無いだろうかと思いを巡らし…訪れた場所は千代田区中央図書館です。
 
千代田区中央図書館はリファレンスの質が日本有数と名高い場所。
コンシェルジュサービスなど新しい取り組みのある図書館です。

例えば、千代田区は神保町古本街を有する区で、古い出版物・昔の情報などの中には、図書館だけで調べるより古書店にも範囲を広げて調べた方がわかるものもある。それに対して、普通の図書館員だと図書館の範囲内での回答しかできないところ、千代田図書館ではコンシェルジュさんに「こうした本・情報を探しているんだけど、知っていそうな古書店を教えて欲しい」と言えば案内してもらえます。

千代田区立千代田図書館の訪問記・データ・カレンダー―東京図書館制覇!

 
今回も、非常に知識あるスタッフが相談に載ってくれました。
 


「あのー。神田の歴史の中で、 ”食” を軸に考えた時に、トピックとなるものって何かあるでしょうか。近々”神田らしさ”のあるケータリングをする予定でアイデアを探しているんです」
 
司書さん
「それなら神田市場ですね。」

 
0.1秒の即答。素晴らしいです。
 

神田市場?

このあたり一帯は江戸・明治・大正時代を通して巨大な青果市場がありました。はじめは青物市が江戸中に分散していたのが、明暦の大火(1657)以降徐々にここに集まってきたといわれています。
徳川幕府の御用市場として 駒込, 千住と並び 江戸三大市場の随一だったといわれています。

神田青果市場発祥の地
 
なんだかこれはいい感じ!
地図を見ても神田市場は会の対象地域内にあります。さっそく”神田市場”をテーマに取り上げることに決定しました。

 

江戸時代の古地図

江戸時代の地図を見ながら歴史を紐解いていきます。古地図を拡大してテーブルクロスにしたら面白いなーと思ったのですが、版権の関係でNG。苦肉の策で手書きで乗り切ることに。
 

神田市場の”模型”

市場について一緒に調べていたのは近所の大学で建築を学ぶ丸山さん。
丸山 飛鳥さん | Think! Tokyo Local | 神田で考える、「街のつくり方」
「市場っていいよね〜」と図書館で作戦会議をしている中で、丸山さんが市場を再現した模型を作ってくれることに!
 
早速模造紙を買ってきて机いっぱいの大きさに調整します。
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神田一体を紙全体に拡大し、市場の大きさを丸山さんが計算しています。
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テーブルの上にとっちらかっているのは図書館でコピーしてきた歴史資料。

 
縮尺の計算には欠かせない(らしい)三角定規。建築学科の人は必需品だと教えてもらいました。
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同時並行で地図を書いてくれるのは友達の杉井さん。彼女は未来食堂のPOPを書いてくれる予定でもあります。
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Googleマップを見ながら地図を描いています。

 
頑張れ杉井さん!
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”Think! Tokyo Local ” のロゴマークも入れて、完成です!
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写真は、未来食堂のデザイン総括、nicoiconの倉又さん。未来食堂のロゴの生みの親でもあります。

 
A0の大きなボール紙に、図書室で調べた神田市場の概要や写真を貼りつけ、神田の歴史を展示します。
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模型が完成!

丸山さんから、市場のミニチュアが上がってきました。
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文献にあった市場の地図を貼り付けそれらしくします。
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全体像で行くとこんな感じ。神田の端に位置します。
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献立

『市場らしさ』をイメージし、献立を組み立てます。
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ようやくここからケータリングの話が始まります


 

市場のサラダ

”青果市場”なので野菜メインの品が欲しいところ。江戸時代の野菜も調べたのですが、美味しさも優先させ、根菜の素揚げを添えた素朴味のあるサラダという線で落ち着きました。
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牛丼

市場のご飯といえば『はやい、やすい、うまい』の牛丼で決まりです。ご飯はその場で炊き上げます。
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ミックスジュース

神田市場は軍用プロペラ機でフルーツミックスジュースを作っていたそうです。
それにちなんでジューサーを用意し、出来たてミックスジュースを配って歩きました。
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当日

イベント当日は人が多く、展示や地図があんまり目立たなかった。。少し残念です。でもイベントが盛況なのが一番なので、それはそれで良かったです。
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テーブルクロスを装飾するイベントがもう一つ控えているので、その予行練習にもなりました。いわゆる”歴史”には疎い人間なのですが、こうやって身の回りの歴史を掘り下げると意外な発見があるものだなと感じました。

って、ケータリングの感想ぽくないですが。たはは。

 
おまけ。
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牛丼の美味しさを顔でプレゼンしてくれたEDITORY管理人の横尾さん(いつもありがとう)

 
ご覧いただきありがとうございました。いつか、お会いしましょう。
http://miraishokudo.com/

(千代田区一ツ橋2−6−2 日本教育会館様B1。9月OPEN予定。神保町駅徒歩3分)