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未来食堂日記(飲食店開業日記)

あなたの”ふつう”をあつらえる、未来食堂が開店するまで

2015年秋開店予定。神保町が第一候補。
本当に神保町徒歩3分の物件が見つかりました。
千代田区一ツ橋2−6−2 日本教育会館様B1。小さな定食屋です。

創業支援金に採択される4つのポイント(創業・第二創業促進補助金)

こんにちは。
このブログは『あなたの"ふつう"をあつらえる』未来食堂が開店するまでの日記です。

 
先日、創業補助金に採択されたとお話しましたが、今日は色々な専門家にお聞きした申請書の書き方のポイントをお話しようと思います。

自分が創業補助金に応募しようと決めた時、ネット上には余り情報がなくて不自由したため(あっても怪しげなセミナーやコンサルタントのサテライトサイト)、あとに続く方に向けて自分なりの気づきをお話したいと思います。

※今回の記事は創業補助金と関わりない方にはつまらないかもしれません。。

創業補助金とは

補助金は、新たに起業・創業や第二創業を行う者に対する事業費等に要する経費の一
部を補助する事業を行うことにより、創業等を促進し、我が国経済の活性化を図ることを目的
とする。
平成26年度創業・第二創業促進補助金交付規程

融資ではないため返済の必要はありません。(補助上限額は200万円)
飲食店の場合、店舗を作るだけで何百万とお金が必要になるため大変ありがたいです。

  

指導頂いた専門家の方々

申請するにあたって専門家の方々にもっとこう書いた方が良くなると詳しくレビューを貰うことが出来ました。自分の場合は経営面ビジネスアイデアの2方向からレビューを頂きました。

税理士先生

主に経営面をレビュー頂きました。『認定支援機関支援確認書』を発行して頂く必要があるので税理士先生のレビューは必須となります。

専門家の先生(専門家派遣事業からお越しいただきました)

専門家派遣事業とは、全国商工会連合会より委託を受けた株式会社パソナが実施するもの。
創業補助金の公式サイトから『専門家のレビューを受けてみませんか』とリンクが貼ってあり、それを見て申し込んだのがきっかけです。主にビジネスアイデア面をレビュー頂きました。

 

”専門家派遣事業”はオススメ

専門家派遣事業なんて名前がお固いし、いかにもお役所マンみたいな人が指導しに来たらどうしよう』とあまり期待値は高くなかったのですが、実際は公認会計士/税理士/中小企業診断士行政書士などの資格(!)をお持ちの、実務でも活躍なさっているいい感じの出来るビジネスマンがレビューしてくださり、役に立つアドバイスをたくさんいただきました。
先生のお名前は中山隆一郎先生(事務所のサイト)。
限られた時間の中で申請書をブラッシュアップして頂きました。
 
専門家派遣事業、知名度は高くないようですが良かったです(税理士の先生も知らなかった)。無料だし、中小企業庁認定サポート制度という安心感もあります。こういった助成金はとかく怪しげなセミナーやコンサルが跋扈する暗黒世界というイメージがあるので、良い制度を活用できて嬉しかったです。

 

アドバイス頂いたポイント

ここでは、アドバイス頂いたポイントを書いてみます。これから申請される方の役に立てば幸いです。

一年目は創業予定時からの月数で計算

一年目の資金や利益計画は丸12ヶ月ではなく、創業予定時からの月数。
こんな風に、一年目は他の年度とくらべて数字が小さくなります。
 
http://f.st-hatena.com/images/fotolife/m/miraishokudo/20150526/20150526212745_original.png?1432643288

 

あんまり短いのはNG

申請書には自由記述で以下の3点を記載する必要があります。

  • 事業の具体的な内容
  • 事業の動機・きっかけ及び将来の展望
  • 事業の知識、経験、人脈、熱意

これら、それぞれ半ページくらいは書いたほうがいいよとアドバイスをもらいました。
もっともこの辺りは感覚値ですので絶対ではないと思いますが、数々の創業補助金申請書を見ている先生のアドバイスだけに重みがありました。振り返ってみると自分が書いた当初は、さらっと短いものだったので書き直しが出来て良かったです。

 

写真やグラフ等を活用する

お固い役所向け書類ということもあり当初は文字だけの窮屈な感じの申請書を作っていたのですが、「もっと写真とか載せてもいい。料理の写真とかあるんですか?あるならそれを載せましょう」との事で色んな写真を散りばめました。修行先だったサイゼリヤでの記念写真や、担当したケータリングの写真など。振り返ると、カラフルで読みやすくなったので良かったです。
 
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熱意とともに修行先での一コマを。
 
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神保町で何度か受けているケータリングの一コマ。


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このブログやお店のサイトにも言及しました。

 

事業実現性を詳しく書く

創業補助金対象となるのは独自性の高さがポイントだと聞きます。しかし独自性が高いということはイコール事業実現性に乏しいということでもあります。要は”誰もやってないのはそれなりの理由があるのでは”、というわけです。未来食堂では特に以下の章立てで詳しく実現性を書きました。

  • 既存飲食店で”あつらえ”が出来ない理由
  • 未来食堂では”あつらえ”が可能となる理由
  • ”あつらえ”を可能とするための自身の取り組み

※これに関しては公表されている着眼点が複数ある中で、未来食堂の場合は特に事業実現性をもっと掘り下げて書くべきという判断だったのかもしれません。自分では当たり前だと思っていることも、きちんと書かないと説明材料にはなりません。『高級料亭で行われる常連客に向けた”おまかせ”のサービス』と書くと大体のイメージは掴めるのですが、具体的な店名やそのサービス名、価格帯をぐるナビや食べログで調べて参考資料としました。そうやって既存のサービスについてエビデンスを取った後、未来食堂の独自性について言及したので説得力が増したのだと考えられます。
 
(参考:公表されている着眼点)

1.事業の独創性
2.事業の実現可能性
3.事業の収益性
4.事業の継続性
5.資金調達の見込み
6.認定支援機関による支援の確実性
https://sogyo-hojo.jp/26th-hosei/docs/sogyosokushin_bosyu_youkou.pdf

 
振り返ってみると、そうやって内容まで丁寧に読んでいただき特に足りないところをきちんと指摘してくださった中山先生には感謝の念でいっぱいです。そして、あとに続く方も私のように良い方々の指導を受けられればと思っています。この記事が少しでもそのお役に立てれば幸いです。

 
申請書自体、おそらく7月には全文公開します。引き続きお役に立てれば幸いです。

 

おまけ

今回の補助金含めて経理的なスキルも必要になってくるのですが、色々読んだ本の中でこの本が一番分かりやすかったです。
 

ひとり社長の経理の基本
 
”ITを活用してムダを省く”を分かりやすく解説し、文章も読みやすい。
こんな感じで、内容がピクトグラムで分かりやすく表現されています。
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作者井ノ上さんの思いとして『自分でできるようになればもう私を雇う必要はありません!』と明確に書かれていて、商売っけというよりも、自分が真に実現したい世界(数字、PC、IT、Excelを活用し人生をより楽しい物に)に目を向けている感じが、読んでいて励みになりました。
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ひとり社長の経理の基本

 
自分も『お客様の希望に沿ったおかずを作る"あつらえ”を通して、"誰もが受け入れられる場所”を実現する飲食店』という高い目標があるんだから、きちんと先を見てないとな。

 
ご覧いただきありがとうございました。いつか、お会いしましょう。
http://miraishokudo.com/

(千代田区一ツ橋2−6−2 日本教育会館様B1。9月OPEN予定。神保町駅徒歩3分)