未来食堂日記(飲食店開業日記)

あなたの”ふつう”をあつらえる、未来食堂が開店するまで

2015年秋開店予定。神保町が第一候補。
本当に神保町徒歩3分の物件が見つかりました。
千代田区一ツ橋2−6−2 日本教育会館様B1。小さな定食屋です。

『生きづらさ大全2014−2015』創刊記念パーティーのケータリングを担当します

こんにちは。
このブログは『あなたの"ふつう"を誂える』未来食堂が開店するまでの日記です。
3月21日、EDITORYにて、とあるイベントのケータリングを任せてもらうことになりました。
今日はこのイベントについて、思うところをお話しようと思います。
 
※EDITORYさんとの出会いや経緯はこちら

 

イベント?

プラス・ハンディキャップさん主催、『生きづらさ大全2014−2015』創刊記念パーティーです。『なんとなく「生きづらい」ひとたちの なかなか「知らない」リアルを切り取るWEBマガジン』
の紙媒体を出版され、そのお祝いだそうです。

『生きづらさ大全』は2014年8月20日から10月31日にかけて
クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて制作費用を集めました。
皆さまからのご支援によって100万円を超える金額が集まり、
『生きづらさ大全』の制作、そして出版の機会をいただくこととなりました。
読者の皆さまへの感謝の気持ちも然ることながら、
今回ご支援いただいた方々への感謝を直接伝えることも
パーティーを開催する大きな理由となります。

 

未来食堂と似ている

ケータリングの依頼を受ける際、プラス・ハンディキャップさんの概要を聞くにつれ、
とても自分の立ち位置に似たものを感じました。

未来食堂のコンセプトは『あなたの”ふつう”をあつらえる』ですが、
その”あつらえ”を通して『誰もが受け入れられ、誰もがふさわしい場所』を作りたい。
根底にはそんな思いがあります(まだ秘密の話です)。

たまたま主宰者の方が近くにいたので、
未来食堂の事業計画書(とくにコンセプト)を元にお話させてもらいました。
やはり似たものを感じてくれ、『いつできるんですか?!未来食堂いつできるんですか?!』とワクワクしながら話を聞いてくれました。

 

生きづらさってなんだろう?

未来食堂を閃いたきっかけの一つは、実は昔の自分の偏食にありました。
ざるそばとシリアルだけ食べて1年すごしたり、
人参だけを使った献立を作ったり(多種類の食材を使うという概念がない)。
『え…そんな人が飲食店やって大丈夫なの…』と不安にさせるので
この話はトップシークレットなのですが。

そんな自分を支えてくれたのは、そういうドン引きの献立を出されても面食らいもせず食べてくれた当時のパートナーでした。
当時は勿論それが”ふつう”で、変だと自覚もなかったのですが、
数年後『あの時はびっくりしたけど、普通に一緒に食べるのがこの人にとって一番いいんだろうと思って、驚く顔は見せなかった』と打ち明けられました。

衝撃を受けると同時に、”そのまま”を受け入れる尊さを、あの時学んだ気がします。

また会社員当時、社内でLGBTコミュニティをやっていたことも、
プラス・ハンディキャップさんを身近に感じた要因の一つです。
”そのまま”の尊さ、難しさを知っているからこそ、同志として、
プラス・ハンディキャップさんのファンになりました。

 
※今は何でも食べます!作れます!安心してください。

 

未来食堂は何をしよう?

そんなプラス・ハンディキャップさんのイベント、
しかも支援者の方々にお礼をいう大事な大事なイベントです。
何を作ろうかアイデアを練ります。

閃いたのが、土鍋です。土鍋ご飯です。
湯気があって、暖かくて。

それぞれの『生きづらさ』だったり色んな背景を持つ人達が集まって、
土鍋ご飯を分けあって食べる。まさに”同じ釜の飯を食った仲間”です。
いい感じです。

料理は消え物で、添え物です。
でもそれでいいんです。
たった一人でもふっと『あの時楽しかったし なんかご飯も良かったな』と
思い出してくれたら上等です。
予算は限られますが、その中で出来るだけ良い物をつくろうと思います。


3月21日、神保町です
(イベント開催場所EDITORY神保町は、神保町で物件を探している中で繋がったご縁です)
 
もしよければ、どうぞお越しください。
『生きづらさ大全2014−2015』創刊記念パーティー


ご覧いただきありがとうございました。いつか、お会いしましょう。
http://miraishokudo.com/