未来食堂日記(飲食店開業日記)

あなたの”ふつう”をあつらえる、未来食堂が開店するまで

2015年秋開店予定。神保町が第一候補。
本当に神保町徒歩3分の物件が見つかりました。
千代田区一ツ橋2−6−2 日本教育会館様B1。小さな定食屋です。

未来食堂の食器(昭和レトロ編)、店名の由来

こんにちは。
このブログは『あなたの普通を誂える』未来食堂が開店するまでの日記です。
今日は未来食堂のデザインについてお話してみます。

店舗のデザインや食器などはコンセプトに沿って決められます。
未来食堂のコンセプトは、「懐かしいけど新しい」です。
これについては今書いている事業計画書から少し抜粋してみます。

現代の日本の飲食店には以下の”常識”が存在します。
 
・飲食店では、誰がいつ頼んでも「同じもの」を提供するべき

・メニューが多ければ多いほど、お客様の好みに沿った食事を提供できる


 未来食堂はこのような既存の ”常識” からスタートしません。しかし、「 ”ふつう” を誂える」事は、奇をてらった有り様でしょうか?
 
 目の前にお客様がいて、そのお客様が何を望んでいるか、どのような心持ち・体調でいるのか。何かしら自分が出来る事はないか。そのように真正面から相手のことを考え、望む1品を提供する。そこにはどこか、今のような高度に発達したコミニケーションやインターネットが現れる前の、人が人と接していた時代の懐かしい趣があります。
 
 飲食業界においては、仕入れや仕込みの問題から一人一人に合わせたサービスは現状困難です。しかし世の中が「顧客主義」「お客様の要望を満たす」ことに焦点が当たっていることからも、未来食堂のあり方は受け入れられると考えています。
 
 『新しいけれども懐かしい』『今はまだ一人一人を考えた飲食店は無くても、きっとこれからはこういう形の店が増えていくはず』。そう考えたとき、「食堂」という懐古的な単語と「未だ来ていない」という意味の「未来」を組み合わせた「未来食堂」を店名にしました。


 
(少しと言いましたがちょっと長かった)
こういうコンセプトがあり、ではどういった内装・デザインによって
「懐かしいけど新しい」が伝わるようにしたらいいのか。
そういうことを考えています。
 
例えば、、昭和モダンなグラスを集めています。
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レトロだけど新鮮さもある。個人的にもこの年代のデザインが好きです!

「飲食店のお冷グラスは統一しなくてはいけない」という思い込みがありましたが、
考えてみればそんな必要はない。
「飲食店はこうあるべき」という思い込みがまだまだ自分の中に大きく居座っています。
一つ一つを考えながら日々を過ごして行かないとなあ。

最近ではカフェで椅子がバラバラ、というところをよく見かけます。
座り心地のいい椅子を選んだりする楽しみもありそう。

お冷グラスがバラバラでもテーマは揃っているからうるさくはないし、
逆にいつでも買い足せるようになるメリットも有ります。
※アンティークグラスにはなりますが大量生産されているものなので、昭和の食器は安く買えるのです。


食事を作ってお金をもらった時に、記念に買っています。ぼちぼち増えてきた。
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「可愛い」よりも「モダン」をベースに。




ご覧いただきありがとうございました。いつか、お会いしましょう。